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子どものこころ。
2012/11/26美容院でのお話をします。
スタジオ ヨガ・ファイン!のsatomiです。
わたしがパーマをして頂いている2席先に
20代後半くらいの若い女性が座っていました。
その女性のもとへ突然、3歳くらいの男の子が「わあー」と泣きながら
駆け寄って来ました。
受付のソファに座って、お母さんのカットが終わるのを待っていたようなのですが
我慢の限界に来たようです。
お母さんの横に立って、大声でわあーわあー泣くその子を、
お母さんは「泣かないで、もうすぐ終わるから」「迷惑だから泣き止みなさい」と
繰り返し話すのですが泣き止むどころか余計に激しく泣きます。
まわりのお客さんは少し迷惑そうでしたが見て見ぬふりをしていました。
美容室のスタッフも若い人ばかりで気にしながらもどうしていいかわからない様子
でした。
その男の子の泣き声がわたしには「ママ、だっこしてー」に聞こえました。
お母さんにだっこしてほしいのに。
抱きしめてもらったら安心してすぐ泣き止むのに。
待っている時間が長くてただ寂しくて不安なだけなのに、
と感じて切なくなりました。
わたしはオーナーにわたしが思ったことを耳打ちしました。
オーナーはすぐにそのお母さんのところに行って、その子をお母さんの膝に乗せま
した。そしてお母さんが抱きしめると、その子はピタリと泣き止みました。
その後、お母さんのカットが終了するまでずっと笑顔で膝の上にいました。
よかった。
若い頃はわたしも
周りに迷惑をかけているということが気になり、人の目を意識しすぎて
まっすぐに子どもの心を見ることできたかというと疑問です。
見ることができるようになってほんとうの本気で気がついたとき、
子どもたちはもう大きくなっていた、という。
ほんとうに子どもによって育てられたのですよ~。
だから出会う子どもたちのこころが垣間見えたとき、
恩返しのつもりでこの日のようにお節介をします。
小さな人に対しても、大人に対しても。
心に寄り添うことがどんなにたいせつか、ですね。
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