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ガイアシンフォニー第七番
2010/10/31映画「地球交響曲第七番」を観て来ました。
映画鑑賞のあと、第二回目の「祈りのヨガ」レッスンに
間に合うように全速力で走りました。
わたしが「祈りのヨガ」を伝えたいとする奥のほうにある情熱が
この「地球交響曲第七番」の源流に繋がっている気がして
時間的に厳しかったのですが行ったのです。
ヨガにはもともと太陽礼拝や月礼拝などがありますが
わたしは水礼拝や森礼拝、火の礼拝、大地の礼拝を加えて
大自然への祈りをテーマにしています。
この世のすべてを生み出し、形づくり、生かし続けている
大自然の計り知れないパワーに
感謝を伝えて繋がって行こうとするものです。
たとえば「水への礼拝」なら、清らかに流れる水をイメージしながら
自由な動きに寄り添い、そっとその流れに呼吸を合わせる。
連綿とポーズをとるというより、「水」に意識を集中させた
動的瞑想といえるかも知れません。
第七番のテーマは、まさに大自然の愛に
今一度気づき直して、「大自然に守られ生かされている」を体感することでした。
日本独自の自然観を現すのに自然崇拝がありますね。
日本神道の考え方も同じだそうですが
日本神道における神とは、この世のすべてを生み出し
生かし続けている目には見えない大自然の力のことです。
太陽、月、火、水、木、土、岩。。
ナレーションのなかで印象に残った言葉をご紹介しますね。
「神道の真髄は言葉で解説したり説明したりできるものではなく
ただひたすら気配によって感じ取るものです。だから神道には
他の宗教のような教義もなく、布教の精神もないのです。
身をもって神社に参拝し、五感を解き放ち、第六感、すなわち原始的直感が
冴え渡って来たとき、自ずと感得されるのが神道の真髄なのです」
神社を訪れて深遠な気持ちになること
それ自体がわたしたち日本人に流れる神への道なんですね。
「水はそれ自体が一つの生命体であり意識も心も記憶も持っています。
走る、滑る、曲がる、渦巻くー水は自らの意思で自由に動くことによって
健康を保ち他のすべての生命に生きる力を与えています。」
「岩から火を取り出す方法を知ったとき人は人になったと
言われています。日本神道では、火を起こすことそのものが厳粛な神事です。
聖なる火には、この世の邪悪な力を浄化する力が秘められていると
信じられています」
「日本の国土の80%が森です。各地の神社には樹齢数百年を越える巨木が
ご神木として守られています。神事では木を切る前に酒と米と塩で木を清め
許しを乞います。そして木が倒れる方角の大地も同時に清めます。
木を守る心と木を切る心は、同じ心の源から生まれているのです」
生きとし生きるものすべてを聖なる存在であると、
そこへ通じる
日本古来のとても豊かな考え方だと思いました。
わたしが「祈りのヨガ」を伝えたいのは
日本人だからだ!とも納得がいきました。
わたしの感覚を映像やナレーションに重ね合わせたり
これからの方向を確認したり
とても実りのある時間でした。
登場人物の、
世界各国の伝統医療と西洋医学を統合させた「統合医療」の第一人者
シャーマンのような風貌のアンドルー・ワイルが言う
「自発的治癒力」とは
大自然に生かされていることへの体感が真に蘇ったときに
発動するもののように思いますし、
アラスカや北極圏や南太平洋の小さな島で先住民たちと共に暮らし
彼らの叡智を現在の教育に生かす道を探し続けている
高野孝子さんは
「身体で感じることは心で感じることと分けられない。
心臓がポンポンと動いて筋肉が痛くなって、汗をかいたりして
全身で風や光を感じる。自分の身体を通して入ってくるものがあるのです。
その延長で自然や人へのつながりや愛が生まれ感謝へと広がってゆくのだと思います」
の言葉には共感しました。
とても心洗われる澄んだ心持ちで帰ることができ
そのまま「祈りのヨガ」レッスンをさせて頂きました。
レッスンの最後のほうに意識ある地球とつながる瞑想をしました。
30分くらい瞑想した頃、生徒さんのQさんが突然
大声をあげて泣き崩れられました。
聞いてみると、「地球からの、ホワイトゴールドの煌びやかな光に包まれて
なんとも言えない至福感がやって来て。。もうただただ有り難くて、有り難くて
大声で泣いてしまいました。」と。
家に帰ってから「地球交響曲第七番」のパンフレットに
次のようなことが書かれてあるのを見つけました。
「母なる星地球は悪性の肺炎を患い苦しんでいます。過激化する天候異変や災害は
自らの力で病を治そうとするガイアの巨大な自発的治癒力の現われなのかも知れません。
その治癒力が、私達人類を消滅させる方向に働くのか、他のすべての生命と共に
健やかに生き続ける方向に行くのか、それを人間の浅はかな智恵だけでコントロール
することなどできるはずもありません。しかし希望があります。
自発的治癒力は、その生命が危機に遭遇したとき、それまでの自分の生命システムを
一気に変えて、その危機状況下でも行き続けることのできる新しい生命システムに
切り替えてゆく神秘的な力を秘めています。
それが発現するか否かの鍵は、わたしたち一人ひとりの[心]にあります。」
Qさんの純粋な心が地球さんに届いたのでしょうね。
ちっぽけな存在だと自分のことを思うのはやめて
この世界を完成させる大切なジグソーパズルの一片だと思い直してから
瞑想に入ったら、Qさんのドアが開いきました。
神社の鳥居をくぐれないときでも、こうしてヨガと瞑想を通じて、
五感を解き放ち、原始的直感を磨いて、地球や自然と深く強く
繋がらせていただきたいなと思っています。