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すべてを感謝できるまで
2014/01/151月12日
JUNKO先生のHAPPY WEEDING でした。
スピーチの大役をいただいたので
ここのところ
JUNKO先生がスタジオ ヨガ・ファイン!にやって来てからの
10年を振り返っていました。
10年前、フィッシャー症候群という難病を患い、
入院を経て、自宅療養時に、うちのレッスンを受けるようになりました。
自宅のある奈良県生駒市から大阪南部のスタジオまで
約2時間かけて、ほぼ毎日のように通っていました。
免疫系が弱り、筋肉が萎縮する病気なので、全身の力が抜け、まっすぐ歩けない
駅の階段も手すりを使って長い時間をかけてしか上り下りできない
初めの頃は90分のレッスンの間、ほとんど寝ていました。
お母さまからは「完治する病気ではない」
「お風呂に入っている間もいつ倒れるか心配でずっとお風呂の前で息を潜めている」と聞き
指導するわたしやスタッフも、身が引き締まる思いでした。
少しずつ身体が動くようになり、といっても元通りというほどの回復でもない頃
もっと元気になるには、ヨガの先生になることかも知れないと思って、勧めてみました。
自分の身体のことを忘れて、生徒さんたちの身体に意識を向けるとき
病気は去っていくのではないかと思えたからです。
ヨガインストラクターに夢を馳せたJUNちゃんの、さらに壮絶な努力が始まりました。
思い出せば抱きしめたくなるほどに、ほんとうによく頑張りました。
他の養成コース生に何倍も遅れのある身体で、ひとつひとつアサナに挑戦し
病気のせいで握力のない手でペンを持って勉強する。
病気になって以来、ほんとうの自分を生きるために
JUNちゃんはいったいいくつの恐怖を乗り越えたのでしょうか。
無事、ヨガのインストラクターになり、たくさんのレッスンを受け持つようになった頃
病気は完治していました。最初の頃から、JUNちゃんと約束したことがありました。
いつかきっと、「病気になってよかったね」と言えるようになろう!と。
まさに今、彼女はそう思っています。
「私にとって病気は、人生最大のイベントでした。でも病気をしたことで
ヨガにも出会え、両親や周りの人へ感謝できるようになり、彼ともしあわせな結婚ができるので
す。病気と、病気がもたらしてくれたすべてに感謝なのです」。
すべてを感謝に変えることができるということを
JUNちゃんからこの10年で教えてもらいました。
スタジオ ヨガ・ファイン!の会員の皆様
JUNKO先生のあで姿、見てあげてくださいね~!
JUNちゃん、彼と末永くおしあわせに♡♡
さて、スピーチは極度の緊張をしましたが、なんとか終えることができました。
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