• お助けマン。

    2017/01/28

    みなさま、こんにちは。2017年も28日も過ぎました。

    いかがお過ごしですか?

    前々回のブログ「ヨガ30年もやってて未だにすごい人になれない」は反響をいただきました(笑)が、未だに空を飛べないどころか、相変わらず闇もネガもあります。それを邪魔ものにしないで気持ちよく共存することがヨガであったりします。ってことをね、知るための道のりだった気がします。

    ヨガ@万博_562

     

    ここ1か月はあることを思い出していました。もうほんとうにすっかり忘れ果ててたことが出て来たので、もうびっくり~なんですが。

    私が幼稚園児で妹が3歳くらいのときのこと。
    姉妹で炬燵の上に乗っておもちゃのマイクを持って交互に歌を歌っていました。でも妹の歌がなかなか終わらないので、ちょっと背中を押したのです。すると小さな妹は簡単に転げ落ちて、炬燵の角で頭を打って意識を失ったのです。

    母や祖父母が慌てて妹の名を呼んだり、病院だ、救急車だと叫んでいる間、私は事の重大さに驚き、ショックを受けて柱の影に隠れていました。
    隠れながら心配で怖くて、目をつぶりながら様子をうかがって。。。自分の呼吸の音だけがどんどん荒くなっていくのを覚えています。

     

    次に記憶にあるのは、翌日、幼稚園でブランコに乗っている場面です。園庭のブランコのすぐ裏は外道でフェンス越しによく見えます。ちょうど母が妹をおんぶして病院から帰るところに出くわしました。というか、わざわざ外道が見えるブランコで、病院から戻る二人を待っていたような気もします。

    私を見つけた疲れた様子の母は、フェンス越しに

    妹が長時間ひきつけたままで危なかったこと
    もう二度と妹を押したりしてはいけないこと
    お姉ちゃんは妹を守ってあげる人であること

    を話しました。

     

    前日の家での出来事と共に、この時の光景を思い出すと胸がキューっとなります。私は

    「助かってよかったよお~

    こわかったよお~、

    心配で倒れそうだったよお~、

    ごめんなさい」

    と言いたかったのだけど、言えませんでした。心配のなかで怯えるだけで固まってしまう、という子だったと思うのですよね。妹が大丈夫だったと知ってもすぐには溶けずに固まったまま立ち尽くしていたと思うのです。

    「こわかったね、いっぱい心配したね。○○ちゃんが元気になってほうとうによかったね」
    と言われたかったんやなあというのも、この瞬間わかったのです。

    言えなかったあの頃の私の代わりに言ってほしかった母の代わりに、50年後の今、私が

    こわかったね
    いっぱい心配したね
    〇〇ちゃんが元気になってよかったね

    と何度も言ってあげました。すっとしました。

    こんなふうに過去と現在の自分を統合するとことで開放される心理学の一つの手法があります。

    img_0672

     

    母の「助ける・守る」という言葉がストレートに入っちゃったので
    その後大人になった妹が困っていた時、ちょっと厚苦しいほど全力で助けようとしたんだというのもわかりました。
    たぶん、妹に対する子供のころの罪滅ぼしでありと母との約束を守りたかったのですね~。健気です(泣)

    友人のHちゃんにこの子供の頃の話をすると、「そやけどよかったなー!妹さんにもしものことがあったらほんまもんの罪人になってたとこやー」
    いやほんまにそう思います。生きててくれてありがとう。ご存知の方はご存知の通り、妹はスタジオヨガ・ファイン!の人気インストラクターとして活躍してくれています。

    妹に思い出してしもたーと話すと、「炬燵から落ちて頭よくなったな」って後々、両親は笑って話していたと教えてくれました。はーそういうものか。

     

    私のエッセンスそのものとして、助けるとか貢献したいいうのがあるというのもようくわかりました。だからこそヨガを仕事に選んで、多くの人を元気に笑顔にしているのだと思いますが、私の過干渉気味な部分の根っこもわかったし、これからは過剰なお助けマンは返上しようと、コミットしました。 ヨガ@万博_608

     

    過去に遡って探る必要も掘り返す必要もまったくないのだけど、浮かび上がってくるもの というのは今、癒され時または変換時ですよ、と教えてくれているのです。
    チャンスでもあるんやね。

    昨年9月から心理療法家の矢野惣一先生の半年間の講座を受講していて発見が山盛りです。同じ問題でもイメージ、感情に寄り添うこと、見方をチェンジすること、考え方を根本的に変えることと等、さまざまな方向からのたくさんの解決法があることを学ばせていただいています。
    毎月の講義テーマに添ったチャレンジが私個人にも起きるのは学んだ事を根付かせようとする潜在意識の働きかな?アワアワですけど面白い。
    矢野先生がおっしゃてた「うまくいかないのはうまいくためだからね」は、ほんまにすばらしい名言やと思います。

     

    また今月はNVCという共感コミュニケーションもオンライン受講しています。学んでいることがこれからヨガとどう統合できるかな?うふうふ

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