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白蛇 と 黄金龍
2011/08/15スタジオ ヨガ・ファイン!の久高島ヨガ・ツアーのお話に戻ります。
今日は長いよっ。よろしくお願いします。
久高島には「根石の浜」という、あまり地元の人にも知られていない浜があります。
ここは昨年、懐中電灯なしの真っ暗闇の真夜中に
激しい雷に怯え、豪雨に打たれてびしょ濡れになりながら
瞑想をした場所です。
ここでわたしは、叫び出したいほどの恐怖を乗り越えて
平安を、その後笑い出すほどの至福を得ました。
闇を極限まで感じることで、さらなる光を自分で創り出すことができることを
体験して、闇と光の統合に近づいたと思ったのです。
昨年のブログです↓よろしければお読みください。↓
豪雨の瞑想。ひと皮むける。
一緒に瞑想してくださったのは、島の神人(シャーマン)N氏です。
N氏は、「機会があればここ根石の浜で一晩明かすといいです」とおっしゃっていました。
根石の浜で一夜を過ごしたあるご夫婦が覚醒したのだ、ともおっしゃっていました。
根石の根は、たぶん根源の根だと思います。
極限の状態とはいえ一時間瞑想しただけで、わたしの中のドアが次々オープンになりました。
一晩過ごすといったい、どういうことになるんだろう?
今回はN氏を頼ることができないので、やっぱ怖いかなとも思いましたが
好奇心が勝ってまう のがわたしです。
結局、一緒に浜で寝る!と名乗り上げてくれた6人とチャレンジすることになりました。
勇敢な人たちです。
だって、こんなに暗いのよ。
ヨガマット(敷布団代わり)とタオルケットを自転車に積んで
懐中電灯片手に、浜へと向かいました。
闇の浜から男性が現われたときはびっくりしました。
「驚かれるといけないから先に言っておきますね、
ボクここで瞑想しています」
その男性は闇にまぎれて、またすぐに見えなくなったので
わたしたちも最初は瞑想したり、談笑したりしていましたが、
そのうち、満天の星を眺めて流れ星を見つけては
ウトウト眠るというのを繰り返していました。
ときどき、誰かが目が覚めて起き上がるので、気づいたらシャッターを押したりしていて
夜11時頃から朝5時半くらいまで結構な枚数を撮っていました。
で、あとで見たら不思議な写真が多いのです。
懐中電灯と、携帯の光でたぶん、そうなったのだと思いますが
蛇や黄金龍に見えなくもないでしょ。
場所が何しろ浄化と覚醒の「根石の浜」ですからね
覚醒に向けてのクンダリーニのエネルギーが写ったのかとも想像してしまいます。
東の空が白み始めてからの写真はまた、不思議です。
時空が歪んでいるみたいです。
カメラを触ったわけではないのに、急にこんな感じにしか写らなくなりました。
静寂のなか、自然の懐に抱かれ溶け込み、自分と辺りとの境界線が「なくなる感覚。。
ほんとうに、ここにはとくべつのドアがある のだと思います。
朝ヨガをしに、宿で寝たグループが浜までやって来ました。
そしたら、とつぜん沸いて来た直感がありました。
「根源の場所へ行かなくちゃ!」
そう思うと同時にわたし一人、浜の西側へ駆け出していました。
つづく
根石の浜の夜明けです↑