-
塗り替えられた記憶。
2010/01/19サンセットの時間がだんだん遅くなってゆくと
嬉しいですね。
夜レッスンに向かう途中
夕焼けドラマが展開します。
気持ちは春に向かっています。
さっき、ダンナとテレビを見ていたら
久保田利伸が出ていて
名曲「LOVE SONG」を歌ってた。
「ウワッ懐かしい曲やね」とわたしが言ったら
ダンナは「あんまり知らん」と言う。
「ほら、唐沢なんとかいう人の奥さんと
キムタクが出演してたドラマの主題曲やん」
と説明しても、よくわからんと言う。
ダンナは娘が1歳のときに
莫大な借金をして事業を始めました。
娘が1歳から9歳までの
「1990年から1998年の間、
仕事を軌道に乗せることに必死で
テレビからの情報はもちろん
すべての時代背景が抜け落ちている」
と言ったので
えっ
わたしびっくりしました。
当時、朝早くから夜中まで働いていた
ダンナの身体をもちろん心配はしていましたが、
わたしだって仕事があって
家庭のことを一手に引き受けて
しんどいもんと思ってた。
どちらかというと被害者的な、
そういう記憶をわたしはずっと持ち続けていた。
でも8年間も記憶が抜け落ちていたとは。
何も耳にはいらないくらい
集中してがむしゃらにがんばった
彼の8年間だったということ。
それなのにわたしは
不満も取り残され感もある8年だった。
成長の差はここにあったんだろうなあと気づきました。
わたし本気でびっくりして
思わず直立して
「ありがとう」
と最敬礼しました。
「吉本新喜劇の女優かっ」
と照れて大笑いしてましたが、
だって、わたし本当に衝撃だったのです。
娘が帰って来たので、
お父さんすごいやろと、この話をしたら
「ほんまやなあ、ほんまやなあ」
と彼女も言ってました。
- PREV
- 夏バテにコンニャク湿布
- NEXT
- 新しい感じ