２年前にハワイ島のマウナケア山頂で

サンライズの直前に目にしたのは

白々と明けてゆく西の空に写し出された「地球の影」でした。

ガイドさんにそう教えて頂いたとき

あまりの壮大さに息を呑みました。

※ブルーの部分が地球の影です。太陽が地平線の直下にあると
地球の表面が太陽とは反対側の空に影となって映し出されます。

水滴をたくさん含んだ大気がスクリーンの役目となっているわけですね。
ピンクの光は、「ビーナスの帯」と呼ばれ、太陽の光が地球より上を通過して

反射した色で昼の最後の部分だそうです。

ブルームーンの翌日。早朝６時前。

久高島のカベール岬でも「地球の影」を見ました。

月が姿を消す寸前の西の空です。

空気の澄んだ空の、

日の入りや日の出のほんの数分しか現れない自然現象。

久高島では何度もサンライズの瞬間に出会ってますが

初めてでした。とてもラッキー。

後日、久高のシャーマンにこの写真を見て頂いたら

こうおしゃいました。

「万物には影があります。

地球にも影があります。

影があるから、「在る」のです。

影がなければ存在していないことになります。

それを地球は教えて下さったのでしょう」

だからですね。まったく意識していなかったのですが

この「地球の影」を見た日、久高参加メンバーのテーマは

こころの影と向き合う、ということでした。

存在している限り影があって当たり前。

地球の影をただ見て感動する。

こころの影をただ見て受け入れる。

広義には同じことだ

と、地球は教えてくれていたんですね～＾＾。